L 13.5cm
W 16cm
小さくて動きの早いエナガは、出会う機会は多くてもじっくり見ることができません。それほど動きが早いのと、多くの場合小さな群れでいるために目移りがして特定の固体だけを追うことが難しいからです。小さな体に似合わぬ長い尾羽根を持っていることで柄をつけたように見えるところからエナガ(柄長)と呼ばれています。
鳴き声は絶えず仲間との交信に使用されていて遠くから群れの存在が予知できます。天敵に対しての用心深さは、小鳥の中で一番のようです。大きな移動はせず、一定の林をめぐりながら生活しています。鳴き声は、いつも『ジュリリイ』『チリリリリリ』という鳴き声でさえずりはないようです。
木の枝に蘚類をクモの糸でかがった袋形の巣を作り、外側にはウメノキゴケを張りつけ、内部にはたくさんの羽毛を敷き、4~6月に7~13個の卵を産み、抱卵日数は13~15日位、巣立ちまでは14~17日位です。つがい以外の個体がヘルパーとして抱卵や育雛に参加することがあります。
エナガ
2017.03.30 投稿:スタッフ