動植物ガイド

バードウォッチング

ホオジロ

2017.03.30   投稿:スタッフ

L 16.5cm
W 24cm
ホオジロの主食は草の種子や小昆虫が多いです。そのために開けた明るい平野部の河川敷・農耕地周辺に多く見られるのが普通なのです。
緑化センターの環境はそれらとは違い、山間の谷間と中高木がよく茂った狭い空間であるのにホオジロは何時も棲みついていて、その特徴のある鳴き声が聞こえます。姿もよく枝の先端に止まっているのを見かけます。それは山間の谷間であっても公園風に樹木の間隔が広く林床や地表が露出部と苔との割合には適しているらしく毎年繁殖例が見られているアオジやカワラヒワ・ベニマシコとも上手に棲み分けているのも面白いです。
鳴き声は、『チョチ チチョ チュリリー チチョ』とさえずります。下面と腰の赤茶色と顔の黒白模様が特徴です。
繁殖期には低木の枝の上や地上にイネ科植物の茎や細根などで椀形の巣を作り、4~7月に3~5個の卵を産み、抱卵日数・巣立ちまでの日数はともに11日位です。
hoojiro

子育て中のメス
虫を口一杯に加え、巣に戻ろうとしている所

hoojiro1

オス

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左:メス
右:オス
餌台にて

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