- 科名
- カバノキ
- 属名
- ハンノキ
- 別名
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- 自生・野生・植栽
- 自生・野生化
丘陵の上部から山地などに生育し、高さ10~20mになる落葉高木です。
葉は互生し、長さ8~15cm、幅4~13cmの広卵形でふちには欠刻状の重鋸歯があります。側脈は6~8対あり、表面はへこみ裏面は隆起します。
花は雌雄別株で、4月に葉の展開前に開花します。雄花序は柄があり長さ7~9cmで枝先に2~4個垂れ下がり、雌花序はその内側に下向きにつきます。
果実は堅果で、果穂は1.5~2.5cmで頂部には花柱が残ります。
根粒菌と共生し、空中の窒素を固定し地力を高めることができるので、戦中戦後の荒廃した国土緑化に大きく貢献しました。本種は葉に毛のないものですが、葉に毛があるものはケヤマハンノキになります。