- 科名
- マツブサ
- 属名
- サネカズラ
- 別名
- ビナンカズラ
- 自生・野生・植栽
- 自生・野生化
関東以西の林縁に主に生育する常緑つる性木本です。
古い蔓は、コルク層が発達して太く、新しい枝は赤褐色を帯びます。
葉は互生し、長さ5~13cm、幅2~6cmの楕円形または卵形で、縁にはまばらに鋸歯があります。両面とも無毛で、葉柄は長さ約1cmです。
花は雌雄別株または同株で、8月に直径約1.5cmの黄白色の花をつけます。
果実は11月に赤く熟し、直径2~3cmの集合果です。
皮部には糊質があり和紙に利用されます。古くは「シャンプー」+「リンス」として利用されたことから、別名美男葛とも言われています。