- 科名
- マツ
- 属名
- マツ
- 別名
- チョウセンマツ
- 自生・野生・植栽
- 植栽
中部地方や四国、朝鮮半島などの亜高山帯に生育する常緑高木です。乾燥した岩上などの風衝地などでは低木状になることもあります。
樹皮は灰白色で不規則に剥がれ落ち、本年枝には赤褐色の短毛が密に生えます。
葉は五葉性で長さ8~10cm、横断面は三角形で先端は尖りますが、やや柔らかく、にぎっても痛くありません。
花は雌雄同株で6月に開花し雌花は新枝の先端につき、雄花は下部につきます。
球果は日本のマツの中で一番大きく、長さ9~15cm、直径5~7cmの卵形で翌年の10月頃に熟し、ヤニでべたべたして粘ります。成熟しても種鱗はあまり開かないので種子は球果から落ちません。種子は「マツノミ」として食用されます。