- 科名
- ヒノキ
- 属名
- スギ
- 別名
- 自生・野生・植栽
- 自生・野生化・植栽
山地の沢沿いや湿原の周辺などに広く自生するほか、有用樹種として最も多く植林されています。
大きいもので高さ50m、直径2mになり、円錐形の樹冠になります。日本では最も大きく長寿の木といわれ、鹿児島県の屋久島の屋久杉は樹齢3000年とも言われています。
葉は長さ1cmの鎌状の針形、らせん状に配列します。通常、冬には赤褐色になり、春にはまた緑色になります。
花は雌雄同株で3~4月、雄花は淡黄色で枝先に多数付きます。花粉は軽く風により遠くまで飛散し、花粉症の原因として話題になります。
球果は直径2cmで10~11月に熟します。
日本を代表する建築材で、本県でも過去造林が盛んに行われました。地域に酔って形態や生態が違っており、太平洋側のオモテスギ、日本海側のウラスギに分かれ(気候品種)、地域ごとにさらに形質が異なり品種は多くあります。和名は幹が直立していることから直木(すき)が変化したものと言われています。