- 科名
- ニガキ
- 属名
- ニワウルシ
- 別名
- シンジュ
- 自生・野生・植栽
- 自生・野生化
中国原産で明治時代に渡来し、高さ25mになる落葉高木です。本年枝は赤褐色~明褐色で無毛です。
葉は互生し、奇数羽状複葉で長さ40~100cm、6~16対の小葉があります。先端は細くとがり、基部に先が腺で終わる鈍い鋸歯が1~2対あります。
花は雌雄別株で6月、枝先に10~20cmの円錐花序を数個だし緑白色の小さな花を多数つけます。
果実は翼果で2~5個の分果に分かれ、分果は4~4.5cmで翼がねじれているので、回転しながら飛びます。
生長が早く強健なので公園や街路樹などに植栽されますし、根から新苗を伸ばし繁殖します。根や樹皮は殺虫剤として利用されます。和名は樹形や葉がウルシに似ていて、庭園に植えられることによります。別名のシンジュは英名:Tree of Heavenによります。