- 科名
- センリョウ
- 属名
- チャラン
- 別名
- サオトメバナ、ツキネグサ
- 自生・野生・植栽
- 植栽
山野の林内に生える多年草です。
漢字名は「二人静」。
草丈は30~60cm。
葉は対生して2~3対つきます。葉には光沢がなく、ふちには針状の鋸歯があります。
花期は4~6月、ふつう2本の花穂が立ち上がりますが、1本のものや、3~5本のものもあります。おしべが内側に曲がって、めしべを包み込む変わった形をしています。花弁や萼はありません。花が終わった後には、茎の下部の節から閉鎖花をつけた花序を出すこともあります。
名前の由来には、同じ属のヒトリシズカの花穂が1本あるのに対し、本種には2本あることが多いことから名づけられたという説や、静御前の亡霊が出てくる能の「二人静」にちなんでいるという説があります。