動植物ガイド

植物の紹介

ツガ

2017.06.22   投稿:STAFF

科名
マツ
属名
ツガ
別名
トガ
自生・野生・植栽
植栽

高さ20~25mになる常緑針葉樹で、丘陵~山地の尾根ややせ地に自生し、モミと混生することが多く、標高1600m以上になるとコメツガが見られるようになります。
若い枝は淡褐色で無毛、葉は0.7~2.5cmの線形でコメツガより長く不ぞろいです。先端はへこみますがモミのように針状にとがりません。葉裏は白い2本の気孔帯が目立ち、短い葉柄に対し葉は直角に開きます。
花は雌雄同株で4~6月に開花し、雄花は卵形で5~6mmの柄があり、雌花は前年枝の先につきます。
球果は長さ2~3cmの楕円形~卵形で熟すと果柄は曲がり、垂れ下がります。
コメツガとよく似ていますが、若枝の毛の有無、球果の果柄の湾曲に伴う下垂、葉の大きさなどで区別します。
県西部(宮島大元公園の自生は珍重)の山地に自生地があります。

ツガの果実
果実

ツガ樹形

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