動植物ガイド

バードウォッチング

オオルリ

2017.03.30   投稿:スタッフ

L 16.5cm  W 27cm  種No.561
夏鳥として渡来し、全国の丘陵~山地で繁殖し、渡りのときは市街地でも観察されます。
雄は頭上~背が目の覚めるようなルリ色(青紫色)、喉・顔・胸・脇は黒く、腹が白いです。雌は上面が上面が茶褐色で尾に少し赤褐色味があり、喉・腹は白く、胸・脇は褐色です。
谷沿いの茂った林に棲息し、フライングキャッチで飛んでいる昆虫類を捕らえます。雄は目だって高い木の枝にとまり、大きな声で囀ります。
切り立った崖や石垣の隙間などに、蘚類を主な材料にして椀形の巣を作り、5~7月に4~5個の卵を産みます。ジュウイチがいる場所では、托卵を受けることがあります。
「青い鳥」は幸せを運ぶ鳥として過去物語の中で親しまれています。ブルーやルリ色が持っている知的で静かな暖かみが多くの人に好まれる理由ではないでしょうか?
桜の花が咲く頃になると南から渡ってくるのです。高い梢に止まって素晴らしい声でさえずります。渓谷沿いに棲みつくことが多く、さえずりの銘調子は、ウグイス・コマドリと共に日本の三鳴鳥の一つです。
冬季には、ルリビタキの青い鳥も渡ってきます。さえずりはとても美しく、『ピー ピイ ピイ ピイ ジジジッ』という声が森にひびきわたります。

オオルリ

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